使い続けて芽生える愛着というものがあります。
経年変化は歴史と哀愁を漂わせます。
オフィスは、移転という代名詞を抱えており
空間として、とても寿命の短い箱です。
すなわち入居者が変わるたびに、変換が必要な空間です。
使い続ける空間。
時を感じる空間。
私たちはオフィスを使い続けるために変換していきます。
時を感じられる空間をつくっていきます。
そのために必要な操作として、
デザインという手法を取り入れています。
そんな私たちの思想を反映したオフィスが
ジャンクオフィス。
いくら古くても価値のあるビルがある。
どんなに新しくても時間は流れ、朽ちていく。
どんなビルでもジャンクビルになる。
ジャンクオフィスは、オフィスを使い続けるために、
必要なデザインを集約したオフィスです。
効率化を謳ったかつての工場生産性を追及したオフィスでは、
多様化する働き方に当てはまらないケースが増えてきました。
物の流通ではない、経験や知識を商品として持つ企業にとって
「アイデア」はとても貴重な初期衝動です。
それらを逃さないよう、または生み出しやすい環境を整える、
知的生産性を重視した働き方が大切です。
例えば他者とのおしゃべりを推奨して
コミュニケーションを歓迎する、といった具合に。
またそれだけにとどまらず、
ワーカーの健康を守る、モチベーションを確保するなど、
企業の役割というものは日に日に大きくなっており、
それに伴ってオフィスに求められる機能も多くなってきました。
そんな働き方を支援するために
デザインを取り入れたオフィス。
企業のアイデンティティを発信でき、
ワーカーを何より大切にしたオフィス。
人を中心に考えることで
空間の価値が増幅するオフィス。
オフィスのデザインは、空間に働き方を反映させる操作です。
都市部における新築ビルの乱立は、
相次ぐ空きテナントの発生を見てもわかるように
ここ日本における空間の使い方や
変換システムの乏しさを象徴するものです。
ジャンクオフィスの真の目的は、
オフィス市場に必要な
空間の変換サイクルを作ることです。
使い続けることで、生まれる愛着。
経年変化が刻む歴史。
スクラップアンドビルドではない、
新しいオフィス文化を創る。
それがジャンクオフィスです。